2016/04/06(水)【感想】Re:ゼロから始める異世界生活 #1

今回は「Re:ゼロから始める異世界生活」1話について感想を書こうと思う。

当初は異世界召喚もののテンプレアニメとしての期待しかなかったのだが、どうやらその認識を改める必要がありそうだ。1話に関してはネタバレ回避が重要だと思われるため、此処から先は「続きを読む」に書くことにしよう。

ただの異世界召喚もの?

放送前からサイトの雰囲気からその予算、本気度についてはハッキリと伝わった。しかしながら、私が感じたのは「どうしてただの異世界召喚ものにこんなに金かかってるんだろう」という違和感だった。その原因が1話を視聴してはっきりと分かった。

このアニメはただの異世界召喚ものではなかったのだ。

一話を見た限り、このアニメのシナリオはテンプレにテンプレを重ねたタイプだろう。つまり、「異世界召喚もの」に「ループもの」を重ねたものだ。

「ループもの」というのはよく知られたシナリオ形態の一つで、例えば「涼宮ハルヒの憂鬱」の「エンドレスエイト」や「魔法少女まどか☆マギカ」などがそういう物にあたる。

ループものはよく知られている一方で、そのシナリオ構成の難しさから使用するにはかなりの技量が必要だ。もう少し詳しく言うなら、ループによってリセットされる人物関係の管理や、各キャラクターの保持する情報の管理、フラグ管理などが複雑に絡み合うことになる。

仮にこれらがしっかりされていて、シナリオが素晴らしいものであれば、間違いなくこの作品は受けるだろう。それだけの予算、スタッフ、キャストが揃っている。
逆説的に言えば、それらがシナリオのクオリティを保証してくれていると考えることもできる。

さて、それを踏まえて1話の感想に入ろう。

主人公の能力?

異世界召喚もののテンプレといえば、「強くてニューゲーム」か「名も無き村人A」などが多い。一見したところ今作については後者に当たるのだろうか? どうやら違うような気がする。
まず主人公を中心とした「ループもの」を構成した以上、主人公に何かしらの能力があるか、何かしらのループのトリガーがあることは確定できるだろう。

演出上どうやらループを構成するのは主人公の死のようである。
これだけであれば「異世界召喚による能力付与」であると考えられるのだが、気になるのはアニメ開始から主人公が異世界に召喚されるまでの流れの中で、「主人公自身が主人公を異世界に引きずり込んだ」ように取れる描写があることだ。

仮にそうであるとすると、「主人公が現実世界と異世界に同時に存在する」ことになる。
この場合、その理由はシナリオの深い部分にある設定による事になるだろう。

キャラ感想

ナツキ スバル

主人公。どうやら引きこもりだったらしいが、召喚後は割と普通に人に接しており若干違和感がある。とはいえ、異世界テンションとかいうやつかもしれないので深くは考えない。

エミリア

1話では0ループ目で主人公に「サテラ」という偽名を教えているようで、主人公はそれに気づいていない。サテラは「嫉妬の魔女の名」らしいがこの作品における魔女の設定はまだ出てきていないのでどういうものなのかは不明だ。メインヒロイン?
声優の高橋李依は注目株であるが、淡白な感じの演技を心掛けているのかとおもいきや、割りと芝居がかった感じの演技もあったりしてどっちつかずの印象。そういうキャラ立ちなのだろうか?

パック

エミリアの契約している精霊らしい。よく肩に乗っている。何やら巨大化したりしていたが淫獣枠ではなさそう。割と声質は中性的な感じ。美少女に変身してくれないだろうか。多分してくれなさそう。

フェルト

貧民街で盗賊家業をしている少女の模様。くるくる動いて可愛い。声優は赤﨑千夏でかなりハマっていると思う。

と、今週はこの辺りで。来週からの展開がどうなるか楽しみだ。

次の話:【感想】Re:ゼロから始める異世界生活 #2

詳細:Re:ゼロから始める異世界生活
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